動物介在活動|横浜市南区の井土ヶ谷、弘明寺で動物病院なら加藤どうぶつ病院へ

動物介在活動

人間が太古の昔から持つ本能。
動物の持つ偉大な力の
恩恵に授かることで、
癒しの世界を提供します。

動物介在活動について

Ⅰ.人間の本能に訴えかける

動物好きの方であれば誰もがその可愛らしいしぐさやふかふかの毛の感触を感じたとき、 人間は心落ち着きゆったりとした気分になるものです。
なぜか、太古の昔から人類は何かしらの飼育動物と共存し、人間以外の仲間、パートナーを求めてきました。時には慰めあい、時には励ましあい、時には勇気を授かりました。
それは人類に組み込まれた本能なのでしょうか?私たちはそんな人間の持つ本能に働きかけて、心のゆとりや暖かさ、思いやりと優しい心、命の大切さと心身の癒しといったさまざまな効果を期待し、多くの人々に喜びと、期待と感動を与えられるよう、愛犬・愛猫と共に楽しく活動しています。

Ⅱ.動物介在活動とは

動物とのふれあい活動は、動物介在活動「A.A.A.」(Animal Assisted Activity)と呼ばれ、ボランティア活動として行われることが多く、医療の専門家が医療活動として指導している、動物介在医療「A.A.T.」(Animal Assisted Therapy) (俗に呼ばれるアニマルセラピー)とは異なります。動物介在活動において活動するには、必ずしも医療上の専門知識が必要と言う訳ではありません。
しかしながら、訪問活動を受ける対象者が高齢者やハンディキャップを負っている方々である場合が多い事から、参加動物の健康管理は勿論の事、躾や適性についても一定の参加基準が必要であり、また、参加ボランティアについても高齢者との接し方や、気配り、飼い主の責任として動物に関する知識や学習など、この事業に参加する者としての最低の条件はクリアーする必要があります。

Ⅲ.選ばれし動物たち

どんな動物でも参加できるのでしょうか?いいえ、どんな動物でも参加できるという訳にはいきません。 基本的なことですが動物は健康的に飼育されていること、人のことが好きで触られても落ち着いていること、他人や他の動物に危害を与えないこと、必要な予防は済んでいること、などが最低条件です。動物保護の立場からも活動に無理強いをしてはなりません。
飼い主さんと共にその活動をする事で動物自身も喜びを感じるようでなくてはなりません。どうですか?
私たちも参加したいとお思いの方、ご一緒にふれあい活動をやってみませんか?ただし、この活動は無償のボランティア活動です。
いかなる商業活動や利益追求をお考えの方はご遠慮頂いております。言ってみれば対象者や周りの人々の喜びの笑顔が私たちにとっての大きな報酬でしょう。

Ⅳ.具体的な活動内容

動物は健康的に飼育されているか、この活動に向いている性格なのかを適性検査や健康診断等で判断し、メンバーを募り老人施設等に訪問します。
訪問する施設とはあらかじめ補償内容や活動場所ミーティングスペースなどの取り決めをしておきます。基本的には動物を間に置き色々な会話を通して対象者と楽しい時間をすごします。

横浜市南区の「人と動物のふれあい事業」

もはや愛玩動物の域を超えて

かつては“ペット”と呼ばれ、愛玩動物として生きてきた犬猫を始めとする動物達も社会や人間の生活の変化と共に、その存在意義や役割が変化してきました。現在では私たち人間が動物たちから受ける精神的・肉体的効果が意識され、呼び名も“ペット”から“コンパニオン・アニマル”と呼ばれるようになり、動物たちも家族の一員として、あるいは伴侶として、また、社会の一員として、人々と共生するようになって来ました。 これら“コンパニオン・アニマル”とのふれあい活動を通じて、高齢者や心身にハンディキャップを持つ方々の心のケアー、並びに、肉体のリハビリ支援、協力、及び、命の大切さや動物との正しい付き合い方の子供たちへの指導など、人々の福祉、教育、支援、等への深い係わりと貢献を目的とした活動が私たちの目指している『人と動物とのふれあい事業』なのです。

行政・獣医師・ボランティアグループの密接な連携

この事業を行っていく上で大切な事は、獣医師、ボランティア動物、飼育者、ボランティア、訪問施設スタッフ、並びに、行政が緊密に連携し、強制せず、強制されず、各自がそれぞれの立場で自分の役割に責任を持って遂行する事であります。 横浜市南福祉保健センターが主催する動物ふれあい活動で、平成10年度より老人施設を始め小・中学校、各種イベント等で動物を連れて活動を行っている、行政主導の動物ふれあい活動です。 私たちの行っているふれあい活動は動物介在活動(Animal Assisted Activity AAA)と呼ばれるもので、医師および医療スタッフと共にある目標を立てて行う医療行為としての動物介在医療(Animal Assisted Therapy AAT アニマルセラピー)とは別のものです。AATは医療の現場で行いますが、AAAは老人施設、身障者施設、各種学校、等を訪問し、動物を間において話をしたり、触れてもらったり、心音を聴いてもらったりして楽しい時間を過ごす事を目的とします。近年では、学校で命の大切さ、相手を思いやる心、いたわりの気持ちと言ったテーマでAAAを活用する傾向にあり、動物介在教育(Animal Assisted Education AAE) と呼ばれて、時にはこのような活動にも参加しています。

人と動物とのふれあい事業に参加できる動物

『人と動物とのふれあい事業』では、参加対象動物として、犬、猫、を考えています。それ以外の動物種は、病気の確立が不確定であったり(野生動物)、常在菌の問題(カメ・ハムスター)、人獣共通の感染症の可能性(フェレット)、予測不可能な不意な動きを起こす(小鳥・グリーンイグアナ)などが理由となり、現時点では参加できません。 南区が行っている『人と動物とのふれあい事業』は獣医師が発行する「ボランティア動物健康診断書」に基づき、健康であること、各種予防がなされていること、適性があることを確認した上で、実際の活動に即した状態を再現した「ボランティア動物適性判定会」に合格すれば、この活動に参加する資格が与えられるシステムを取っています。南区では「ボランティア動物適性判定会」を春と秋に開催しています。

ボランティア動物適正判定会

実際の活動では複数のボランティア動物が一室に集まり活動するので、必要最低限のしつけやマナー、及び適正が要求されます。
チェックするのは以下のような項目です。

  • 獣医師の発行する健康診断書で健康管理が正しく行われているか
  • 見知らぬ人が近付いても落ち着いていられるか
  • 見知らぬ人が近付いて触れても落ち着いていられるか
  • 見知らぬ犬や猫が近付いて来ても落ち着いていられるか
  • 「スワレ・フセ・マテ・オイデ」が大勢の前で出来るか
  • 突然の物音に落ち着いていられるか
  • 適正判定会の間、吠えたり、みだりに排泄をしたりせずにいられるか

主な活動先

  • 特別養護老人施設
  • グループホーム
  • 小学校
  • 中学校
  • 動物愛護のイベント

現在コロナ感染症蔓延のため、活動は中止しております。

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