Hitorigoto

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院長の独り言

海上釣り堀

皆さん海上釣り堀ってご存じでしょうか。

海上に浮かぶ生簀の中にいる真鯛などを餌で釣り上げる、あれです。

魚種としては真鯛・イサキ・シマアジ・ヒラマサ・ワラサ・カンパチなどがメイン。

10Mくらいの四角い生簀に8人から9人が4面に分かれて釣り座を構えるスタイルです。

餌はダンゴと呼ばれる練餌や、エビ、鶏肉を加工した餌など工夫次第ではバラエティーいろいろです。

また、アジやウグイやシラサエビなどの生餌も使えます。

釣り堀でしょう!  中には魚がうようよでしょう!  エサを落とせば簡単に釣れるんでしょう!

最初はそんな気持ちで一杯なときもありました。

しかし、しかしですよ、そんなに簡単には釣れません。

その日の当たり餌があったり、棚と言われる魚の泳層に餌の位置を合わせなくてはだめだったり

釣り座と呼ばれる生簀の立ち位置も当たり外れがあり、この場合外れ釣り座になってしまったら

たとえ常連さんでも痛い目を負ってしまいます。

こればかりは、くじ引きで早いものから入っていきますのでくじ運も良くなければなりません。

この日は1番くじ、幸先良いとばかりに風向きや潮の流れを予想して、また、以前良かった場所をチョイス。

棚取りもしっかりとって、今日はダンゴ餌でいざ実釣。

生簀の中心辺りに浮かんだ浮きが気持ちよく沈んだのに合わせてスイープにアワセを入れてフッキング。

やったー! 一番乗り。真鯛特有の重く小刻みな引き味をうまくかわしてタモに手をかけた瞬間

あっ、バレた。

なんと、一発目のバラシ。

やばいんですね~~、この1発目のバラシはその日その生簀の活性を極端に低下させてしまうというジンクス。

他の釣り師さんたちはバラシに気付いているのかいないのか?

知らん顔してダンゴ餌を投げ入れる。

がしかし、浮きにも反応が出てこない。

しばらく耐えているとやっとアタリが、しっかり沈み込んでから合わせを入れると

小気味よい引きが、鯛がかかった。何度も突っ込まれるが慎重に寄せてネットイン。

これでボウズ逃れとなる。

がしかし、その後が続かない。しかも、私だけでなく他の釣り師たちも、

「ちっとも食わない。」 が、合言葉のように飛び交う。

青物の放流で周りの釣り師はアジなど泳がせてかけてはいたが、バラシも多い。

今回は私は真鯛釣りに重きを置いているので、青物は狙っていないし。

そういえば、以前はダンゴ餌で大釣りをしたことがあったな~なんて

昔のいい思いがよみがえる。

こんなこともあったな~。

他の人はどんな釣り方かなぁ~とよく見ていると、左面の釣り師がよく上げています。

右面、対面の釣り師は私と同じく我慢の釣りをしています。

向かって左面が今日の当り釣り座ということでしょうか。

海王のスタッフが言っていましたが、魚が左面に寄っている。右面および私のいる面には魚が見えないと。

今日は1本か~。 なんとかしなきゃ。

そこで、根掛りを恐れず底すれすれに棚を合わせ、エビ餌に変えて辛抱強く浮きの動きに注目していると、

待望のアタリが。 合わせも決まって真鯛ゲット。

さらに同じようにしてもう1枚ゲット。

何とか形になりました。

真鯛たちもおいしくいただきました。

鯛めし

刺身

お吸い物

 

そして犬たちには出汁を取った後の身をほぐして、ドッグフードと共に

 

 

ごちそうさまでした。

来年も良い釣りが出来ますように。