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加藤どうぶつ病院のつぶやき

夏が終わり、秋がやってきた

今年の夏は 酷暑・猛暑・爆暑 なんと表現したら良いか迷ってしまうくらいの暑さでした。

その夏もいよいよ終焉を迎えるようです。 我が家のキンモクセイが花をつけました。

地球温暖化なのでしょう、気候も確実に変化していますね。動物たちも人間たちも順応して生きていかないとなりませんね。

これからは日に日に寒さが増してきます。犬族にとってはとても過ごしやすい季節となります。公園で、ドックランで、思いっきり走らせてあげたい気分になりますね。しかし、ここで要注意、膝や膝のお皿に問題がある場合や肥満症で比較的若い犬たちは急発進や急停止、急ターン又は転倒などで膝の靱帯を損傷する危険性があります。

十字靱帯など靱帯損傷の場合には手術が必要となることがおあります。 走らせすぎ、興奮させ過ぎに注意しましょう。

さて、猫族にとってはちょっと嫌な季節となりますね。 というのも、猫族は寒さに弱い動物です。 寒くなりますと動きが鈍くなりトイレもできるだけ我慢してしまいます。これが、膀胱炎や便秘の可能性を増大してしまいます。特に、尿石症の体質の猫たちは膀胱内にストラバイトやシュウ酸カルシウムの結晶が析出して血尿・頻尿を呈してしまうことも。オス猫であれば結晶が尿道を閉いで尿道閉塞を起こしてしまうこともあります。これは猫にとって危機的状態ですので直ちに解除することが必要です。

人間にとっては過ごしやすい季節となります。庭に出るとキンモクセイのほのかな香りが心地よいです。皆さんはこの季節、どうお過ごしになりますでしょうか。